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これは、普通の言い方なんですか

今日、ニュース記事を見ていて、次のような箇所が目に入りました。


光市母子殺害事件 被告、謝罪も「殺意なかった」

この「も」の使い方は、普通なのでしょうか。
意味は、「被告は、謝罪したが、『殺意はなかった』と述べた」ということのようです。
ですが、上記の文だと、「謝罪も」の「も」は並列用法だろう、いったい何と並列なのだろうかと一瞬考えてしまいませんか。

最近、こういう「も」の使い方を頻繁に目にしますが、とても違和感を覚えます。

「謝罪するも、『殺意はなかった』」とすべきではないのでしょうか。

辞書(大辞林)を見てみると、接続助詞としての説明で、「活用語の連体形に接続して,逆接の確定条件を表す。…けれども。…ても。」となっています。思った通りです。

やはり、辞書の通り、「活用語の連体形」につくべきで、「謝罪」のような名詞につくのは、おかしいと思うのですが、みなさまは、どうお考えになりますか。
by ymznjp | 2012-02-21 12:24