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あたりまえの暮らしを犠牲にしないで

土曜日の午前中には、学校の保護者会に行ってきた。

いつも通り、いつものバス(事件のあった同じ路線のバス)に乗って、いつもの学校の裏門までの道を歩いて、学校に行った。違っていたのは、報道陣がいたこと。
学校にいそぐ保護者たちにインタビューを求めていたが、無視して学校に入る。

説明会は、事故の経緯と生徒への今後の対応、質疑応答と進んでいった。
質疑応答では、警備員をおいてほしいとか、通学路での教員の巡回を増やしてほしいとか、いろいろな要望が出たが、最後のほうで、ある保護者が「これはどこでも起こりうること。学校の責任ではない。過剰に反応して、お金のかかることをしたり、生徒の管理を強めたりしないほうがよい」と発言していたが、本当にその通りだと思った。

学校の側としては、「リスクに対処する」姿勢を見せなければならないのだろうが、
どれだけあるかわからない小さなリスクに対応するために、あたりまえの暮らしを犠牲にして萎縮してすごしてはいけない。それよりも、この年代にしかできないことをのびのびと経験してほしい。リスク管理に過剰に手間をかけるより、本来の教育のために、先生方の労力を使ってほしい。
たぶん、それが多くの保護者の願いではないだろうか。

保護者会のような場では積極的に要望を出す保護者が目立つものだが、大多数の保護者は冷静に経緯を見守っているような印象を受けた。
by ymznjp | 2010-12-20 10:37