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明日からまた忙しくなるので、さっさと「続き」を書いてしまうことにする。

実は、こういうシステムに本当に人が集まるのだろうかと思い、いろいろと検索してみたところ、
案外、多くの人がマイゲンゴのトライアルを受けているようである。
しかも、トライアルはかなり厳しく、10%前後の合格率と書かれている。

通常、翻訳会社のトライアルを受けるには、翻訳経験何年以上などの要件を満たさなければならないことが多いが、マイゲンゴの場合、トライアルのハードルが低く、初心者でも受けられるのが、魅力らしい。

合格率10%というと、翻訳業界と無関係の人にはかなりの難関のように見えるかもしれないが、
一般的な翻訳会社のトライアルの合格率は1%程度なので、なかなか翻訳業界に参入できない初心者にとっては喜ばしい広い門であるとも言える。

こうして、翻訳業界に参入するために、ここでまず経験を積んでみようと思う初心者が多数出現することになる。
そして、彼らには、通常の数分の一のレートが提示される。
他の翻訳会社と取引のない初心者は、その料金を聞いて、「翻訳料金とはその程度のものか」と思うようになるだろう。そして、めでたく経験を積んで他の翻訳会社に応募しようとするときにどういうことになるか。希望レートを聞かれた時に、自分から超低料金を提示するようになるのである。
翻訳会社のほうは、自分から「そんな安いレートでよいのですか。もっとあげましょう」などとは決して言わないだろう。
かくして、彼らとともに従来の翻訳会社に超低料金が侵出していき、ベテランが駆逐されて、翻訳はますます「食えない仕事」となるのである。

ほら、怖いシナリオでしょう。
これが現実になる前に、私は逃げ出さなくちゃ。
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by ymznjp | 2011-09-28 21:18

興味がわいたので、マイゲンゴのHPを見てみた。

Standard、Pro、Ultraの三段階に品質が分かれていて、
それぞれ価格が異なるらしい。

真ん中クラスのProの説明を見ると、「どんな些細なエラーも許されません。このレベルの翻訳者は、さらに複雑な文章を、意味だけでなく語調も原文に沿って正確に翻訳文に再現することができます。」と書いてある。

それはすばらしい。
当然、報酬が気になるところである。
報酬はドル建て、原文1文字あたりで計算されるのだが、昨今のレートで考えると、
どう考えてもできあがり400字千円に満たない金額になる(中国語の場合)。
Ultraになると、Proと同程度の翻訳者のチェックが付き、「原文の完璧な複製を保証」するとのこと。

千円以下の翻訳者に千円以下のチェッカーがついて、「完璧な複製」ができるのだろうか。
5の能力の翻訳者が手がけた翻訳に5の能力のチェッカーが手を加えても、10の翻訳にはならない。
5.5くらいがせいぜいだろう。

Ultraの説明には、「この完璧を常に自信を持ってお約束できるように、myGengoスタッフによる翻訳文のクオリティチェックを実施しています。」と書かれている。
「この完璧を常に自信を持ってお約束できる」とは奇妙奇天烈な日本語だが、とにかく自信満々なのである。

それなのに、その一方で、「高い安全性、信頼性、または専門知識を要する文章などには使用」できないとことさらに目立つように書かれてもいる。
法的責任を負わないための文言だろうけれど、
信頼してくれと言っているのか、信頼しないでくれと言っているのか、さっぱり分からない。

まあ、とにかく、「契約書、技術文書」の翻訳などを請け負う従来の翻訳会社とは棲み分けができそうだとも思うが、まったく影響を及ぼさないかと言ったらそうではないと思うのだ。(続く)
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by ymznjp | 2011-09-28 14:47

あるサイトに次のようなマイゲンゴを紹介する記事があった。

「1字2円~」と価格が安いことも特長で、しかも24時間対応している。依頼者には、文字数と翻訳レベルに応じて、おおよその仕上がり時間と金額が自動で送信される。請け負った翻訳者は、極力、提示した時間内で翻訳を済ませて依頼者に戻す。依頼から完了までの時間はすべて同社によって管理されている。

 気になる翻訳の質は、どのようにして保たれているのか。まず翻訳者は登録する時に、同社の能力テストが課され、一定以上の翻訳能力がなければ登録すらできない。さらに、翻訳作業終了後には、依頼者にアンケートを実施している。こうして翻訳の所要時間や質を厳しく管理している。


1文字2円と超格安。24時間対応で、厳しい品質管理で「完璧」な翻訳が提供できるとjのこと。

まことに結構なことである。依頼者にとってはね。
でも、今現在、ある程度仕事を得ている翻訳者にとっては、これに飛びつくメリットはないから、「一定以上」とは言っても、初心者や「それなりの人」が登録することになるのだろう。

それに、品質管理のために「依頼者にアンケート」をしたところで、満足できる料金やまともに作業できる態勢を翻訳者に保証できなければ、その貴重な顧客の意見だって反映しようがないような気もするのだが。

そのうち、痛い目に会う依頼者も相当数出てくるのだろうけれど、
こういう「翻訳の価格破壊の試み」が登場するたびに、翻訳業の内実もしらずに(つまり、翻訳というのは、生身の人間が手作業で行う仕事である以上、一定以上の品質を確保するには、翻訳者だってそれなりの投資をしなければならないし、きちんとした生活環境だって必要だということ)、「翻訳料金はもっと安くなるはず」という考えだけはどんどん定着していきそうで怖い。

翻訳業にこれから入ろうとしている人には、「仕事ほしさにこういうシステムに飛びついても、自分の首を絞めるだけだよ。家庭が壊れるよ。身体も壊すよ。」と言いたい。
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by ymznjp | 2011-09-28 09:26

やっと脱出

今回の案件、やっと終わった。

この仕事に取り組んでいる間にも、
中村紘子のコンサートにも行ったし、娘の17歳の誕生日のお祝いもしたし、
いろいろと楽しみがあった。

中村紘子のコンサートは、以前にもチケットを買って行ったことがあった。
今回は物は試しと新聞の愛読者プレゼントに応募したみたら、あっさりとチケットが当たってしまった。
中村紘子のコンサートは、毎年今頃、うちの近くのホールで開かれていて、そのコンサートの受付で、シャトーカミヤの商品券がもらえる。コンサートを楽しんだ帰りにそれでケーキも買い、ご機嫌で帰宅。
本当に単純な私だこと。
それにしても、紘子さんは昔と変わらず華やかでパワフルな演奏。
私はずっと年下なのに、もう何だか萎れた感じになってきた。
いったいこの差はどこから?

とにかく仕事が終わった。
10月には、美輪明宏のコンサートと、キーシンのコンサートのチケットを買ってある(いったいどういう組み合わせ?)。
どちらも娘と二人で行くつもり。

楽しみがたくさんあるから、なんとかそれを心の支えにして、がんばりたいのだけど…。
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by ymznjp | 2011-09-19 17:58

今日は夫が久々に出張から帰ってくるし、
もうじき息子は引っ越していくし、
娘は進路のことで毎晩いろいろ話をしたいみたいだし、

でも、今月もありがたいことに大型の仕事が入ったので、
私は家族に背を向けて、当分仕事づくめとなる見通し。

別にお金だってそんなにいらないのにね。
もう何のために仕事をしているのか分からないけれど、
今月も爆走。
きっと死ぬときにいろいろ後悔するよ、私。
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by ymznjp | 2011-09-09 11:09

隣の奥様に薦めてみたが

今日、生協の食材を取りに行った時に、
隣家の奥様に会った。
「最近、パートで疲れて夕食を作るのがたいへんなんです」と言う。

そこですかさず「川越シェフって、ご存知?
いいですよ。簡単で、おいしいし」と川越シェフの本を薦めてみた。

「え~!花うさぎさん、お好きなんですかあ!??
私あの人を見ると何かきもちわるくって…」とのこと。

…じゃ、無理だな。だってあの人の本、写真がいっぱいだもの。

やっぱり、人の好みっていろいろなのね。
(川越シェフの話で盛り上がろうと思ったのに…。ちょっと残念。)
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by ymznjp | 2011-09-06 20:32

川越シェフでGO!

実は私は川越シェフのファンである。

私は普段テレビなどほとんど見ていないのだが、かなり前から私はこの人が出演する「お願いランキング」という番組だけは熱心に見ている。
この番組を見て、そのたびごとに高得点をとった食品をコンビニで買ったり、ファミレスで食べたりしている。
娘も一緒に行っては喜んでたべているので、
この番組と川越シェフのファンだと思っていたのだが、「ママにつきあってやっただけ」とのことである。
実際に食べてみると、「舌の肥えた人たちが絶賛するほどのおいしさなのだろうか。のせられたのかな」と毎回思うのだが、自分からよろこんでのせられているのである。
別に高いものは取り上げられないので、気軽に楽しめばいいと思っている。

この人の本は前から何度か書店で手に取ったことがあったが、そのたびごとに娘が「やだ。そんな本を買うなんて、
いかにも『テレビに影響されやすいおばさん』っていう感じがする」と言うので、また棚に戻したりしていた。しかし、先日、ついに一人で書店に行った時に買ってしまった。
ページをめくるといかにもこの人らしく本の至るところに自分の写真を載せている。
まったくナルシストだなあ。

でも、この人の本はなかなかお勧めなのである。
本当に手間をかけずに10分でおいしいパスタができあがる。
やっぱりね。イケメンだけでこんなに売れているわけじゃないのよ(この人が本当にイケメンかどうかわからないけど)。
うちでは夫がイタリアンなどは好まないので、パスタなどが食卓にあがることは滅多にない。だけれど、
幸い9月はほとんど出張に出ているので、毎日のようにパスタの夕食になっている。

子供たちにもなかなか評判なので、もうじき家を離れて自炊する息子にもこの人の本を薦めてみたが、
「うーん、でも何だかこの人の顔が何度も出てくる本を見ながら料理する気がしない」と言われてしまった。
でも、パスタをさりげなくおいしく作る男子なんて、村上春樹の小説の主人公みたいでよいではないか。(私は村上春樹はきらいだけど、そういうのが世間受けするらしいから)

というわけで、昨夜もパスタ、今夜もパスタ。
娘は「どうせママは毎日のように作っているかと思うと、そのうちいきなり飽きるんだから。
ウーウェンの中華だとか、ルクエでケーキ作りだとか、みんなそうだったでしょ」と冷めた口ぶりで言う。
さすが、わが娘、よく分かっているようだ。でも、当分、母の楽しみにつきあってね。
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by ymznjp | 2011-09-03 14:40