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この数年、子供が帰宅する時間がまちまちになったため、
外食をすることがあまりなくなった。
一年のうち、300日以上、1食につき、3品のおかずを毎日毎日作っているのに、
ある日はたと夕食に何を食べたらよいのか分からなくなる時がある。

そこで、目先を変えるために、スパゲッティやカレーに目玉焼きやゆでたまごのスライスを乗せてみたりする。
そうすると、なぜか決まって娘が「わー、今日はどうしたの!ごちそうだね」というのである。
たまごひとつで。
実にやすいものである。

その話を近所の人にしたところ、その家のご主人はなぜだか分からないが、たまごや納豆など、なんでもよいから油揚げに入れて煮たり焼いたりして出すとごちそうだと思うらしいという話をしてくれた。

「何もない時には、くず野菜を刻んで油揚げに入れて煮て出すと、よろこぶのよ。
本当に安上がりだわ」と。

世の中には、どうしたわけか、ごちそうでもないものをごちそうだと思う人がいるらしい。
でも、それを本人に指摘したら、魔法が解けてしまうかもしれないから、しばらくは黙って喜ばせておいてあげよう。
(こちらも楽だしね)
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by ymznjp | 2011-06-29 23:58

「最近知ったんだけど、お化粧ってきれいな人もするんだね。おどろいた。」

そう娘が言うので、「どういうこと?」と聞いてみた。

「お化粧って、年とって、どうにかしようとしても、どうにもならなくなった人が、
必死でどうにかしようとしてするものだと思ってた。」

「どうしてそう思ってたの?」

「だって、ママを見てたから」

それはあんまりな言葉だ。
私は「どうにかしようと思ってもどうにもならない人」なのでしょうか。
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by ymznjp | 2011-06-24 13:40

先日、この動画をみていたら、二階の自分の部屋から降りてきた息子も私の後に立って見ていた。


「あの気を送るような動作は何だろう」と私が言うと、

「きっと、メイドさんの『おいしくなーれ!』みたいなものなんだよ。
あのおっさんがやっても効き目なさそうだけど、『おいしくなーれ』は本当においしくなるよね」。

そうか、たいしたことがないコーヒーでも、「おいしくなーれ」でおいしくなるのか。
ふ、単純だな。

そこで、それから2~3日、息子に味噌汁やスープを出す時に、
「おいしくなーれ、おいしくなーれ!もえもえきゅん」と言いながら、渡していた(もちろん、身振りもつけて)。

息子はいつもだまって受け取っていた。
そこでしびれをきらした私が、「おいしくなっていないのか」と聞くと、そっけなく「別に」とのこと。

「じゃあ、やりかたが悪いのかもしれない。動画見ながら、練習してみようかな」と私。

すると息子はやっと目を挙げてぼそっと一言。「やめて。お願い」。

「お願い」って何だろう。私の「おいしくなーれ」は虐待みたいなものだったのだろうか。
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by ymznjp | 2011-06-21 15:52

仲良き事は美しき哉

仕事の合間にネットで遊んでいたら、
中国には、「日曜日うつ病」というものがあるらしい。
別居している夫婦などが、日曜日に他家のだんらんなどを見て、うつ状態になるとのこと。

ふうーん。
なんだか私には理解できないな。
若い人限定ならば、分からなくもないが。

私などは夫が土日に家にいると、うつっぽくなってくる。まったく正反対だ。
日本には、「主人在宅ストレス症候群」というものがあると聞いたことがあるから、私のような人は多いのだと思う。
「亭主元気で留守がいい」という言葉も流行ったし。

以前、つくばやアメリカに住んでいたころ、近くに住む夫の友人が我が家によく遊びにやってきた。
ちょっと夕方遅くなると、中国人の奥様たちはすぐに「まだ帰らないのか。どうしたのか。早く帰れ」と盛んに電話をかけてくるのだ。
特に「力仕事をしてほしい」とかそういう用事もないのに、なぜなのだろうと思っていた。
なぜあんなに夫婦で一緒にいたがるのだろうな。飽きないのだろうか。

寄ると触ると「遺族年金で暮らすのが、夢なの」とか、「定年になったら、年金半分もらってバイバイしたい」などと言っている私たち日本人の女とは、どこが違うのだろう。

夫は「中国人は心が美しいから」とすまして答えていた。
まあ、そうかもしれない。仲良きことは美しき哉。
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by ymznjp | 2011-06-17 23:45

自分で決めてください

娘の高校では、二年生から文理が分かれて別のクラスになる。
娘は、理系の上のレベルのクラスに入った。
娘の成績は、息子と同様、理系・文系のどちらにも傾いていない成績なのだが、本人が自分の希望の進路から、理系を選んだのだ。

本人は「これからがんばって数学の勉強をすれば、だんだんと理系優位の成績になるはず」というのだが、
二年生初めての定期テストが終わってみると、
数学ばかりにあんなに時間を費やしたのに、思い通りに点数がとれなかったようだ。
理系クラスなので、二日間にわたって数学のテストがあるのだが、
まったく手ごたえがなかったらしく、弁当も手を付けずに持ち帰るほどの意気消沈ぶり。

定期テスト終了日に、あまりにも娘の落胆した様子を見かねた担任の先生(数学担当)が「どうしたのか」と声をかけてくださったらしい。
翌日に、続いて模擬テストがあった。
模擬テストが始まる前に先生が現れて「昨日、答案をみたけれど、思ったよりもよくできているから、安心して模擬テストを受けるように」と励ましの言葉をかけてくださったそうだ。

そこで数学の点数がなんとかなると知った娘は、前日の泣かんばかりの状態から、うってかわってヘラヘラと笑いながら帰ってきた。(実にいい気なものだ。振り回されて損しちゃった)

そして今週、一通りのテストが採点されて返ってきたらしいが、
やはり数学のできは今一つのようだった。

「ねえ、数学、どうしたらいいと思う?
進路も理系で大丈夫かな?」
とひっきりなしに私に付き纏って聞いてくるのだが、
私だって、「どうしたら数学ができるようになるか」なんて分かっていたら、
もっと別の人生を選んでいるわよ。

それでもいろいろ考えてアドバイスをすると、
「もう!いいかげんなこと言わないでよ」と怒る。

そこで、「このままがんばればそのうちどうにかなるんじゃない?
いつまでやって見切りをつけるかは、自分で考えたら?」と言うと、
「まったくいつもママは他人事のようなことを言う!」と口をとがらせる。

いったいどうしろと言うのだろう。
でも、本当に自分で考えてほしいものだ。
だって、進路をめぐる環境も、能力も、私と娘ではまったく違うんだもの。
もう「親の助けが届かないところ」に来たのだ。
自分で選択して、切り開いていかなくちゃ。
冷たいみたいだけれど、それしかないのだ。
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by ymznjp | 2011-06-11 15:28

先週のこと

先週の日曜日は、娘と一緒に、息子が卒業した高校の学園祭に行ってみた。
息子の在学中には、いつも娘の学校の中間テストと日程が重なっていて、娘をつれて行ったことはなかったのだが、今年は娘の試験が前日に終わっていたので、やっと一緒に行くことができた。

目当ては、合唱部のミュージカル「キャッツ」と弦楽部のコンサート。

ミュージカルもコンサートもどちらもレベルが高かったが、
特に、ミュージカルでソロを歌う子は群を抜いていた。
グリザベラを演じる女の子は、最後までミスなく、上手に歌い上げたが、かなり緊張しながら歌っているようすだった。当然だよね。プロじゃないもの。
でも、その緊張がいったんこちらに伝わってくると、もう脂汗が額に浮いて落ち着いて聞いていることができないのだ。

「がんばってね。がんばってね。もう少し、もう少し」みたいな気分になってしまうのだ。

こうなったのは、たぶん、発表会で、娘の危なっかしいピアノ演奏をこれまで何度も聞いたためかもしれない。

スポーツはあまり見ないのだが、娘と同年代の子が満場の観客を前にしてフィギュアスケートや体操の演技をしているのを見ると、
胸が痛くなって見るのが苦痛になってしまう。
こういう才能のある子どもの母でなくて本当によかったと思うのである。
そうだったら、私のような弱虫はとっくに心臓が破裂して死んでいるだろうから。
(これは負け惜しみではありません…)
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by ymznjp | 2011-06-10 10:07