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娘の疑問

先日、娘に尋ねられた。
「『ベルサイユのばら』って知ってる?
おもしろいよ」

「知ってるけど、読んだことはない。おもしろいの?」



娘は1冊目を図書館で手にとって読み、その後、1巻と2巻を自分で買ったのだという。

「ベルサイユのばら」は、私が子供だったころ、たしかマーガレットに連載されていて、
たいへんな人気だったように思う。
だが、なんとなくゴテゴテした絵が苦手だったので、手に取ったことはなかった。
でも、何しろ一世を風靡した作品なのだから、それなりの魅力があったのだろうと思い、その2冊を娘から借りて読んだ。その後、結局、残りの3冊も読みたくなって買ってしまった。

つまり、残りの3冊を自分の小遣いを使わずに手に入れようという娘の策略にはまったわけである。

依然として、この手の漫画を読むのは苦手なのだが、やはりおもしろかった。
オスカルとアンドレが登場することを除いては、意外と史実のままだし、
今見ると大仰な登場人物の表情やしぐさも、なかなかおもしろい。
(数日間、娘と私はそれをまねて楽しんでいた。首を後ろに反りかえらせて、「おーほっほ」と貴婦人風(???)に笑ったり、スーパーに行けば「今日の××ストアはたいそうな人出ですこと」と言ったり)

この5冊を読み終えた後、娘に神妙な顔で聞かれた。
「ねえ、ママンレーヌ、やっぱりこの世の中って、顔で決まるの?」

「え?」

「マリー・アントワネットって、バカなのに、フェルゼンはそれでも愛するのでしょう?
この人、顔以外にいいとこあるの?
ルイ16世はすごくいい人なのに、マリー・アントワネットがフェルゼンのほうがいいと思うのは格好いいからなんでしょう?
結局は、顔なの?」

認めたくないけれど、恋愛に関しては、そういう面があるのは事実だろう。
でも、そればっかりでもないけどね。
ま、あんたはまだ中学生だから、「そればっかりでもない」と思っていたほうがいいよ。

世の中の真実と建前、どう教えたらいいのかな。
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by ymznjp | 2010-02-25 08:19

このドラマについて書かれた各種の記事を見てみると、やはり「婆媳关系」について書かれているものが多い。

一方、私自身は、幸か不幸か「婆媳关系」というものに悩まされたことがない。
数年前に亡くなった婆婆は、初対面の時にはすでに病身で、性格的にもおとなしい人だったので、
私に注文をつけてくることはなかったのだ。
にもかかわらず、このドラマの中の妻の苦しみやいらだちが我がことのように感じられて、何度も動画の再生を中断して、一息つかずにはいられなかった。

このドラマの夫が、私の夫のそっくりだったからだ。
ドラマの題名である「両面テープ」とは、妻と自分の親兄弟の間に立って、双方の関係に悩む夫を示しているのだろうが、実は、この夫は双方に対して同じように気配りをしているわけではない。常に自分の親兄弟に利益を誘導することを考えながら、そのつけを妻に回しているのだ。そして、常に、自分の家族に甘く、妻には要求が多い。
妻が、夫の親兄弟の癪に障る言動に不満を持っても、夫はそれについて自分の親兄弟に何らかの是正を求めることはしない。結局のところ、自分の親兄弟の悪意から出た行為を好意的にとらえるよう、または我慢するよう妻に一方的に求めるだけなのだ。

たぶん、「婆媳关系」に問題があるだけで、夫婦関係が壊れることはないのだと思う。
妻が「夫にとっては、常に自分の親兄弟が最優先であり、自分はその次でしかない」と感じたからこそ、このドラマでも姑だけでなく、夫もともに家から、そして心の中から追い出してしまったのである。ドラマでは、その後、この夫婦が復縁するのかどうか、あいまいさを残す結末となっているが、諸悪の根源である姑がいなくなったからといって、妻の夫に対する絶望はいやされることはなく、その心が元に戻ることもないのではないだろうかと思った。
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by ymznjp | 2010-02-24 22:04

このドラマのあらすじはだいたい次のようなものだ。

東北出身の夫と上海出身の妻が、双方の親から援助を得て上海に住居を買う。
この家を買うために、妻の親が10万元、夫の親が2万元と、圧倒的に妻の親のほうがたくさんの援助をしているのだが、
夫の親がやってきて、我が物顔で住むことになる。
夫の両親は、都会育ちの妻がわがままでぜいたくなのが、気に入らない。
そこで、自分たちが考える「ヨメ」になるよう、躾をしようと思う。
共働きなのに、妻のみに家事をさせ、食事の時に妻が食べた肉の量にまで文句を言う。

妻は夫の両親に反発しながらも、夫の要求を受けて、自分の親に頼んで、夫の家族のために大金を用立てさせたり、舅を喜ばせるために子供を産んだり、彼女なりに犠牲を払うのだが、夫の家族はそれを当然と思うばかりか、何かにつけて妻に対する不満を募らせる。
夫はと言えば、自分の親の言うことばかりを聞いて全く妻の味方にはならない。

妻の親が貸したお金を、夫の家族が返せなくなったことから、両家の間で騒動が起こり、
そのショックで、妻の母は脳卒中で倒れ、癌を患っていた舅は死ぬ。

その後、夫の親戚の女性が家政婦としてやってきて、姑とグルになって家を支配し、子供を取り上げようとしたり、姑が何もわからない孫にヨメの悪口を吹き込んだりしたことから、妻の怒りが爆発する。妻の暴言を聞いた夫が妻を殴り、その結果、妻が夫と姑を追い出して、この夫婦は破局する…。

(続く)
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by ymznjp | 2010-02-24 14:37

先日、sharonさんのブログにちょっとコメントした通り、
昨年末に中国で話題になったらしい「蝸居(カタツムリの家)」というドラマを見た。
日本にも90年代初めごろ(?)に「それでも家を買いました」というドラマがあったが、
それと同じように今の中国でも住宅が高騰し、庶民が翻弄されているらしい。
このドラマでは、家を買おうとして四苦八苦する夫婦と、彼らに金を用立てようとしたことがきっかけで権力と金を持つ中年男の愛人になる妻の妹のようすが描かれる。
そういえば、日本にもかつてこういうふうに成金おやじの愛人になってマンションを買ってもらう若い女の子たちがいたっけ…などと思いながら、なにやら懐かしい思いでこのドラマを見ていた。
周囲の人たちの心を踏みにじりながら、自分たちばかりが甘い汁を吸おうとするこの中年おやじと主人公の妹に制裁が与えられて、ドラマは結末を迎える。
(つまり、中年おやじは死に、妊娠中だった妹はお腹の子供と子宮を失う。もちろん、おやじの後ろ盾も失う)。一方、幾多の試練にも負けず、自分の力でコツコツと実績を積み重ねてきた姉は成功の道を行く。こういう勧善懲悪風な結末になるあたり、案外、中国人はまじめなんだなと感心した。

このドラマがそれなりにおもしろかったので、次に、作者と主演女優を同じくする「双面膠(両面テープ)」というドラマを見てみた。

「蝸居」よりもこちらのほうが何倍も強烈なドラマだった。

あらすじは、こんなふう

ね、これだけ読んでもすごすぎるでしょう?(続く)
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by ymznjp | 2010-02-22 21:40

思えば、私が大学を受験したころは、女子は四年制大学を出てしまうと就職に困る時代だった。
適当に短大でも出ておいたほうが、ずっと就職が楽だったのだ。
だから、私の親くらいの年代の人たちの中には、娘は高卒か短大卒で十分だと思っている人が多かった。
私は神奈川県の出身だが、神奈川県には外語短大という公立高校なみの学費で、すこぶる就職率がよい県立短大がある。
私の父などは、「うちの娘は2人ともそこにいれればよい」と日頃から言っていた。
そういう親の考えを覆して、四年制の大学に行かせてもらうには、それ相応の大学に合格して親を納得させなければならなかった。しかも、浪人は絶対になし。

うっかり弱音を吐けば、「だったら、外語短大に行け」と言われてしまうので、私は親の前で弱音を吐いたこともなかったし、お金のかかる要求もしたことはなかった。

それでも、大学に入ってみると、国立一本で私大を併願していなかった学生や、まったく仕送りを受けていない学生もいて、私大を併願させ、さらに仕送りもしてくれた私の親はまだ子供に甘いほうだったのだと思い知らされたものだ。

それにひきかえ…。

息子はそれなりにがんばっていると思うのだが、私の顔を見さえすれば、
デレデレと弱音ばかり吐くのである。
さらに、「もし今年ダメだったら、あーだの、こーだの」と言いだす。

何だか考えが甘いなとつい思ってしまう。
いつまでもダラダラと部活をやってたのだって、「もし今年だめなら、来年もあると思っていたからじゃないの」と責めたくなってしまうのである。
今日の朝、ブログに書いたとおり、親はじっくり見守ることしかできないし、それ以上のことはすべきでないというのは、よくわかっているつもりなのだけど。
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by ymznjp | 2010-02-15 23:33

ごぶさたしています。

そういえば、昨日が春節だった。
それにバレンタインデーでもあった。
それに、月曜日納品3件。

日曜日は昼まで仕事して、
午後から娘と買い物をして、チョコレートケーキを作った。
もちろん、娘の月曜日の友チョコ交換のため。

バレンタインデーは、娘たちの学校では、女の子だけの行事であって、
男の子は蚊帳の外らしい。
つまり、第二のひな祭りみたいなものね。

今年のケーキ作りはつつがなく進んだ。
クックパッドでかんたんそうなレシピを探して、ほとんど娘一人でケーキを作った。

チョコレートを砕いてレンジで溶かす⇒生クリーム、卵、ホットケーキミックスを次々に投入し、かき混ぜる⇒マドレーヌ型に入れて焼く⇒冷まして粉砂糖をかける。完成!

超かんたんな割にはそこそこ良くできていた。

娘は残りものを夫と息子におすそ分けしていたようだが、そんなものでも彼らは喜んでいたようだ。


この数日間、いろいろなことがあった。
でも、なぜかブログというものは、間があくほど書く気がしなくなってくるもののようだ。
別に仕事でもなんでもないのだから、書かなければそれでもよいのだけれど、一応今日当たり書いてみようかという気になった。

息子の受験はまだ結果が出ない。
何となく家の中の空気が重くなってきた。
「千住家の教育白書」を探し出してきて読んだ。
この人たちの勇気と壮絶な努力を思えば、うちのこんなことくらい何でもないさ、と言う気分になった。
もし今年の受験がうまくいかなかったら、第六章の「芸術開眼!」の部分だけでも、
息子に読むように言ってみようかな。
天才3兄弟の父の言葉に胸をつかれる。
「近い道を探すな、遠い道を苦労して行けよ」
これを言える親はなんと強い親だろう。

お子さんが進路に悩む時、ぜひ手にとってみて欲しい本である。
この家庭には「哲学」があって、父の鎮雄氏の言葉の一つ一つが胸に深く響いてくる。
この言葉一つ一つに若いころに出会いたかったなとも思うが、
若いころに出会っていたら、その重みは分からなかったかもしれない。

今、息子は苦しいだろうけど、妥協するより、
「遠い道を苦労していって」ほしい。
苦闘の末、芸大合格を勝ち取った時の博氏の言葉。「生きていてよかった」。
傷つくことも、自分を試す勇気もなければ、その言葉にたどりつくこともなかったことを
感じ取ってほしい。

それを見守るのは、弱い私にはつらいけど。。
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by ymznjp | 2010-02-15 10:25