だから言ったのに

月曜日の朝、娘が「髪の毛を切って」と言う。
娘は内気なところがあるせいか、美容院などに行って、知らない人に髪の毛を切ってもらうのを嫌がる。そのため、いつも私が適当に切るか、実家に帰った時に私の母が切っていた。


娘の髪の毛は私と違ってたくさんあってしっかりとしているので、洗髪後に乾かすのがたいへんだ。だから、切りたいと言い出したのだと思う。

中学生になったことだし、電車に乗って学校に行くのだから、ちゃんと美容院に行って切ったら、と言ったのだが、「行くのが面倒くさいから、さっと切っちゃってよ」と娘は言う。

しかたがないので、玄関前のポーチで、娘にビニールのレインポンチョを着せて私が切ることにする。
いつも娘は髪の毛を2つに分けて結んでいるので、たとえ多少へたくそに切ってもごまかせる。そういう油断があったせいか、昨日はつい右側を変に短く切り込んでしまい、その長さにうまくもう一方の側の髪の毛の長さを合わせられなくなってしまった。
ねこのおむすびの話のように「今度はあっちが短い、今度はこっちが短い」と思いながら切っていくうちに、収拾がつかなくなってしまった。

結局、娘を連れて、いつも私が行く美容院へ。
「すみません。家で切ったんですけど、変になってしまったので、短いところにあわせて切ってください」と美容師さんに頼む。
美容師さんはクスッと笑ったようだった。

美容師さんはさすがプロだ。ちゃんと見られるような髪型に整えてくれた。

ついでに私の髪の毛も切ってもらい、お礼を言って家に帰る。
その後は、玄関前の掃除だの、毛だらけのレインポンチョの洗濯だのに追われる。
こんなことなら、最初から美容院に行けばよかった。

「もともとケチるつもりはなかったのに、これでは、3000円ケチって大慌てするおばさんだと思われちゃったみたいじゃないの。今度からちゃんと美容院に言ってちょうだい」と娘に言い渡したら、娘には「自分で失敗して逆ギレ」と言われてしまった。
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by ymznjp | 2008-01-15 10:06