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なかなか良いこというよな

先日読んだ「下流社会」の中に「ドラゴン桜」についての記述があったので、
それ以来、毎日2~3冊づつこどもと一緒に「ドラゴン桜」を読んでいた。

なかなかいいこというんだよね、桜木先生は。

たとえば、
「目の前に互いに分け合える利益があるのに相手に対する気持ちですべてぶちこわしてしまう。
それもつまらねえ面子や意地…思い込み、ねたみとかだ。これらを飲み込み目の前の利益を取る。(中略)そこで取れるかとれないか…勝負の分かれ目はそこなんだよ」

これを読んで、首相の靖国参拝を思い浮かべてしまった。

「つまらねえ面子や意地」で、数々のビジネスチャンスを失い、さらに経済的に困窮する。
そうすると、国内にまともな仕事にあぶれプライドを保てない人たちが増えて、さらに「つまらねえ面子や意地」で靖国参拝する首相を支持して自分の「つまらねえ面子や意地」を守ろうとする…と言った「つまらねえ」悪循環。

やっぱりもっとお利口になれるようにこどもたちにちゃんと勉強させなければダメだね。


最後にゆとり教育に行き着くこれまでの「甘やかしきれいごと路線」も、結局、努力しないこどものプライドを過度に守って競争を避けさせ、結果的には、この社会で自立できないこどもを大量に育てて、かえって、プライドも何もかもメチャクチャにしてしまったような気がする。
まったく良いタイミングでこの本に出合えて、うちのこどももラッキーだったよ。
by ymznjp | 2005-11-04 10:27