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女の子だって家事はつらい

このトピを読んでかわいそうで、泣きそうになってしまった。

こういう人っているよね。

男の自分は、家事がたいへんだからやらないけど、
女なら、たとえ子供であっても、家事をするのは当たり前。
当たり前だから、苦にはならないだろう。

そんなふうに思っているのかしら。

お母さんがいないなら、平日の家事をある程度やるのはしかたないのかもしれないけれど、
土曜日の父の友人の接待だとか、弁当作りまでやらせることはないじゃないの。
いったいこの子はいつ勉強するの。いつ遊ぶの。
女の子だって、今時は「いいお嫁さん」になるだけじゃ、将来、食べていけるかどうか分からないのよ。
この親は世の中が見えないのかしら。

こういう家に毎週出かけて行って、「いいお嬢さんだねえ」と言いながら、
飲み食いする大人も、いったいどういう気持ちでいるのだか。

そういう男性もこの父と同じく家事の重みをしらないから、
へいちゃらでいるのかも。

いつだったか、「コクリコ坂から」を見に行った時も、同じようなもやもやを感じたものだ。
お母さんは、昭和30年代にして海外にまででかける研究者、おばあさんは、床の間の前に鎮座ましましている良家の奥様ふうの人で、妹と弟は脳天気にマイペースに暮らしている家庭なのに、
どうして主人公の女の子は下宿屋のおさんどんをして、こんなに働いているのか。
さらに「医者を目指す」という台詞もあって、何だかめまいがした。
こんな生活でそんなに勉強できるわけ、ないでしょ。

宮崎監督は、女の子がかいがいしく働く姿がどうやら好きみたいだけれど、
それにしても、こんな生活をしたらどんなにきつい思いをするか実感できないのだろうか。
ああ、お願いだから、宮崎じいさん、学校に行きながらでも、女の子ならこんなに重労働ができるなんて、勘違いする人が出てくるといけないから、こんな映画は作らないでください。

家事は女がやってもたいへんです。
ついでに子育てだって、女がやってもたいへんなんです。
男の人がやるのと全く変わりないくらいに。

そんな当たり前のことがどうして分からないんだろうね。世の男どもには。
by ymznjp | 2011-11-05 00:19