人気ブログランキング | 話題のタグを見る

今年のお正月 その2

1月3日 朝からみぞれが降る寒い一日。午前中、義兄(夫の兄)が車でホテルに迎えに来る。
どこに行くのかと尋ねると、「杭州の発展したところ」とのこと。
銭塘江のほとりまで行き、車を降りる。
なにやら金色の球状の建物だとか、よくわからないがたいそう立派なビルがいくつか建ち並ぶ。
そのあたりは「銭江新城」という名で新しく開発される地域のようだ。
「寒いから、見なくてもいいよ、帰ろう」と言ったのだが、「杭州は昔のまんま」と言われて意地になった夫に促されて、みぞれの中を歩き回る。
濡れてつるつる滑る道を歩いて、地下にあるホールのようなところに入ると、開発予定の建物のモデルが展示されていた。
私たちの他は誰も見学者がいないのに、モップを持った女性がひっきりなしに行ったり来たりして床を磨いていた。

ということで、「杭州も変わる(予定)」らしい。

その後、シルク博物館を少し見て、河坊街に行く。これまで何度も杭州に行ったのに、なぜかここには行ったことがなかった。
おもしろいお店がたくさんあったが、結局、何も買わなかった。
どうせ買っても、家に帰れば、興味がなくなってしまうようなものばかりだったから。
河坊街を突っ切ったところにある歴史博物館に入り、中を見学。
「税法の歴史」のような、私にとってはあまり興味がない展示をやっていた。
夜は、義兄の家でごちそうになる。
いつも義兄の家は生活感がなく、モデルルームのように片付いている。
最近、ますます雑然としてきた我が家のリビングと引き比べながら、義兄の家ではどんなふうに暮らしているのだろうと不思議に思った。ここ数年、お酒は飲まないことにしているが、この家で出される紹興酒はいつもおいしいので、少しいただく。お茶もお料理もおいしかったし、奥様も6年前よりもさらに若返ったように見えた。義兄は、公公やうちの夫とは違って、ケチな人ではないので、収入に見合った豊かな生活を楽しんでいるようだった。

その日は、そのままホテルに戻り、娘は宿題。私はその傍らで、変な和服を着た日本人が出てくるドラマを鑑賞。
(続く)
by ymznjp | 2011-01-13 15:35