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無駄に騒いでしまいました


先日の朝、買い物に行く前に給油しようと思ってセルフのガソリンスタンドに立ち寄った。
給油口を開くレバーを引いたが蓋が開かない。
もう一度やってみたが、やっぱり開かない。
仕方がないので、手でこじ開けて給油したが、今度は蓋が閉まらない。
蝶番の部分がどうもズレてしまっているようだ。
そういえば、ずいぶん前から、蓋が変な感じに浮きあがっていたが、特に不便もなかったので気にしていなかった。

帰宅してからディーラーに電話して、故障の様子を伝え、「それで、だいたいどれくらいの費用がかかるんですか」と聞いてみた。

「まあ、見てみないと分からないですけど、蓋を交換すると5万か、6万でしょうかね。」

「え、そんなにかかるんですか。」

それでも、見積もりの日の予約をして、電話を切った。

その後、ネットで調べてみると、
この車種の給油口の蓋には初期不良があって、同じ故障が頻出しており、保証期間内に気付いた人は無料で交換してもらえたらしい。
無料で交換できなかった人はだいたい2~3万の修理代を払ったということが分かった。

なのに、なぜ私は「5~6万」?
「2~3万円」の人だって、「こんなのひどい」と怒っているのに、私はそんなことに5万も払わなければならないのだろうか。

「お客様センター」に電話して対応してもらったという話もネットのサイトに書かれていたので、
私も「お客様センター」に電話してみた。
すると、「修理料金がいくらかは、ディーラーが決めることなので、私どもにはわかりません。納得できなかったら、他のところで修理してください」と、若そうな男性の声。

「じゃあ、自分でディーラーと交渉するしかないっていうことですね。」
こちらからは文句らしいことは言わなかったけれど、つい不機嫌そうな声になる。

その後、となりの奥様ともうひとりの奥様に会ったので、またその話をしてしまう。

「ひどいわよねえ。あれを直すのに5万円もするんですってよ。」
「まあ、本当にひどいわねえ。」
「ひどい、ひどい。」

そして、今日、ディーラーに行ってみた。
「5万」とか「6万」とか言われたら、絶対に、「ネットには2~3万と書いてあった」と文句を言ってやろうと覚悟を決めた。
ディーラーにつくと、いつもの担当の人はいなくて、別の人が対応に出た。
「一応、蓋がしまるようにしておきましたけど、ま、交換するとしたら2万か、3万ですね。
色によって料金がちょっと違うので、正確な見積もりは後で出します。」

え、何?5万~6万って何だったのよ。でも、まあ、2~3万ならしかたないか。

結局、2万なんぼか払って直すことになった。
別に儲けたわけでも何でもないのに、得した気分になり、昼には焼き肉屋で息子に焼き肉をおごってしまった。
でも、考えてみたら、ちっとも得してないよね。
何だか私ってほんとうにおめでたい。
by ymznjp | 2009-07-30 13:24